内観療法中国入17四

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プロセス十：内観療法が正式的に国家医療の有料項目として認められる。

年、我々は森田療法を他の心理治療と一緒に、上海市の正式医療有料項目に申請し、医療健康保険の範囲に納入した。年、内観療法も正式的に上海市の医療有料項目に入った。

その後、中国国内で広く森田療法と内観療法を普及した。

年、中国衛生部が医療項目の費用基準を修訂し、森田療法と内観療法と正式的に医療有料項目に入れた。国が定めた基準は毎回45分で60元。一日2回で計元である。この費用基準は操作の規定時間と費用徴収の規定範囲を含んでいた。しかし、内観療法の標準操作時間（集中内観は連続で7日、毎日14時間以上）に合わず、なかなか実行できない状態である。もし毎日内観療法の標準操作時間を14時間以上に定めても、最高元しか徴収できず、投入した人、物のコストが高く、継続も不可能になる。したがって、毎日の合計時間を1.5時間を限度に、毎日内観療法の合計時間を調整するしかない。

上述のように、国が定めた操作時間、費用基準の設定は内観療法、森田療法自体の実行標準に合わないことがわかる。しかし、心理治療項目の中に、精神分析療法、認知療法、音楽療法、家庭療法等の項目も含まれているため、便宜上同じ時間、同じ費用基準にしたのである。

国が定めた毎日の規定時間と費用に応じるため、我々は臨床精神衛生質量控制中心を通じて相応の規定を作った。森田療法と内観療法の操作時間を適度に修正に、集中内観を一日1.5時間の治療案に決めた。そして、治療のプロセスや適応症、適応対象も修正し、これらの方法を改良森田療法、（改良）内観療法と正式的に命名した。

年4月、中央衛生部は再び心理治療にかかわる費用基準を修正し、その基準を引き上げた。規定では、森田療法、内観療法を含む心理治療は45分ごとに72元に引き上げ、毎日二つの45分間で計算し、つまり毎日の治療時間に変化はない。

内観療法の標準で集中内観療法の合計治療時間を計算すると、14時間/日、連続7日で計98時間。しかしながら、現在われわれが採用した内観療法時間は1.5時間で22日間連続する（実際一か月、休日を除く）、つまり合計33時間になる。標準の合計時間で計算すれば、3か月間継続しなければならない。この場合、合計費用は元に達し、一般的な心理、精神障碍者が支払える限度をはるかに超えている。また、このような状況は市場の乱れにも繋ぎ、とても合理的ではない。

したがって、我々は上海地区において精神衛生臨床質量控制中心の規範に基づき、合計期間を一か月（22日間）に、毎日合計時間を1.5時間に、45分ごとに72元（1.5時間合計費用元）を基準に、一つの治療期間として定めた。もし継続したい場合は、もう一つの治療期間を延長できる。

プロセス十一：中国の各地で内観療法の紹介、交流、学習活動を行う。

最初に中国で内観療法が紹介されたのは、恐らく年、日本人専門家が武漢に公開した報告である。

年、日本人専門家の真栄城輝明と巽信夫は上海の大会に参加し、講演した。それ以来、真栄城輝明と榛木美恵子はほぼ毎年上海に来て、内観療法の紹介、交流、講義などの活動に参加してきた。上海ではよく講習班、交流会、及び各種の国際大会が行われ、彼らは今でもよく上海に訪れる。年、真栄城輝明、堀井茂男、榛木美恵子の三人は湖南省張家界に開かれた中国行為医学界大会に参加し、大会に報告もした。

年、日本人内観治療師の榛木久実は上海市精神衛生中心に三か月ほど研修、交流し、内観療法の紹介をしていた。

その後、～年の間、真栄城輝明、榛木美恵子は蘇州、杭州、無錫等のところに内観療法を紹介してきた。

年以降、天津医科大学精神医学研究室の李振涛教授と毛富強教授は内観療法の応用をし始めた。最初は未成年者の労働教育所に展開していたが、徐々に臨床医学にも導入するようになった。そして彼らは多くの研究論文を『中華行為医学和脳科学』に発表し、内観療法と認知療法を結合させることで、「内観認知療法」と名付けた。無論、この名前は未だ定められていない。

年以降、路英智院長は山東省淄博精神衛生中心を率いて、内観療法と森田療法を全面的に展開し始めた。新しく建てられた病棟の二階はすべて内観療法と森田療法の専用病室にした。各病室に30の病床が用意され、規範的に上述の二つの療法を展開しつつ、多数の研究論文を発表した。

年、榛木美恵子、真栄城輝明が北京医科大学で内観療法を紹介した。

年、榛木美恵子、王祖承、南達元等は哈爾濱心理諮詢中心で内観療法を紹介した。

年以来、王祖承は医院、山東濰坊精神衛生中心、湖北医院などの機関に内観療法を紹介した。

年、上海市心理衛生学会、上海市医学会精神医学分会及び行為医学分会が協同に大会を開催し、榛木美恵子夫婦は大会にて内観療法を紹介した。

年、榛木美恵子、王祖承、南達元等は医院で内観療法を紹介した。

現在、中国においては、内観療法を専門的に展開、かつ教育できる基地は五つあった：①上海市精神衛生中心、また上海では虹口区、闵行区、奉賢区、徐匯区精神衛生中心が協同に内観療法を展開できる。②山東省淄博市精神衛生中心。③天津医科大学精神医学教研室。④黒龍江省曲偉傑心理学校。⑤甘粛省蘭州市甘粛省精神衛生中心。

プロセス十二：中国における全国内観療法大会の継続的開催

中国心理衛生協会に属した心理諮詢と心理治療専業委員会内観療法学組及び上海市精神衛生中の支持、そして関連機関の協力により、この10年間に全国的内観療法大会を継続的に開催できるようになった。

年、甘粛省天水市に、天水市精神衛生中心主催の第一回中国内観療法大会を開催した。この大会の大会長を務めた管譲成院長及び何蕊芳主任医師の協力により、大会は成功に収めた。参加者は名以上、日本人専門家も10人ほど参加した。

年、山東省淄博市精神衛生中心に第二回中国内観療法大会を開催した。大会長は主催者側の代表者である路英智院長で、同じく大会は成功に収めた。名以上の参加者と10名ほどの日本人専門家がいた。

年、天津市の天津医科大学に第三回中国内観療法大会を開催した。毛富強教授と李振涛教授は主催者側の代表者として、大会の大会長と責任者に務めた。成功に収めたこの大会に、名以上の参加者と10名ほどの日本人専門家がいた。

年、甘粛省蘭州市の甘粛省精神衛生中心に第四回中国内観療法大会を開催した。大会長を務めた何蕊芳主任医師の努力により、大会は成功に収めた。この大会に名以上の参加者と20名ほどの日本人専門家がいた。

大会が終わるたびに、大会資料集が出版され、国会の専門誌にも載せていた。